2日目
いつの間にか寝袋に入り入眠していましたが4時頃にジッパーの上げ下げやごそごそする音で目覚めます。どうやらお隣のモンベルテントのKさんが寒くて目覚めて寝床を整えたり着替えたりしていたようです。
標高が高いから多少は寒かったかもしれませんが小生は幸いイスカアルファライト700Xのおかげで凍える事なく快適な睡眠をとる事が出来て5時過ぎには明るくて自然に目覚めます。
外に出てみたらうーむ快晴。気持ちの良い朝だ。と、思うもつかの間。
我々のテントサイトだけゴミが散乱しまくっているではありませんか。
他のキャンパーたちの所はきちんとゴミとかも前室に入れたりカバーをかぶせているようでサイト内は綺麗で余計に目立ちます。起床して洗顔に移動する人たちの視線がいたく感じます。
景観上も最悪なのでトングで散乱したごみを回収。ネコかと思いましたがM先輩がやたらカラスが集まってた気配をテント内で感じてたようですのでカラスが犯人のようです。
周りの人たちからは単車で来ていた連中のマナーは最悪だねと思われたかもしれませんね。反省。
これからは寝る前に食べ残しやゴミはまとめて人目につかないように気を付けましょう。
ぶり返しますがこうして撮影したら特養が隣にあるようには見えず富士山の麓で雄大なキャンプ場に見えてきますね。
人が少ないうちにと眠たい目をこすりながら全員で記念撮影も済ませます。
記念撮影が済んだら朝食の準備に取り掛かります。ここも建物が映り込まないように単車で処理。
南の方の空には既に薄雲がかなりかかってきていますが北の方はまだ青空。
美しい富士山を見て来た甲斐がありましたねと会話しながら準備が進みます。
調理器具はM先輩頼みだったのでコンロが1つだけ・・・。
コーヒーをいれるための湯沸かしで使用しているとホッとサンドを作る事が出来ません。
次回からは各自でコンロを持ち寄るべきだと改めて実感。
と、ここで写真部部長ならぬシェフ近●の登場。
コンロがないならばとガスバーナーでホットサンドプレートを加熱し始めたではありませんか。
これも玄人キャンパーからしたら間違っていると突っ込まれるかもしれませんが出来はなかなか?!
途中からコンロも空いたので何処までがバーナーで何処からがコンロで焼けたか定かではありません。
偶然富士山を眺めながら食べてるよと記念撮影した写真を見てみたら。
富士山形の焼き色x富士山コラボ。かじった後の汚い絵面ですがお気に入りの一枚が誕生です。
因みにサンドイッチ用のパンがなくなり食パンを無理やり押し込んで作られたようです。
今回の旅の最大の誤算はM先輩が19時半からの夜勤にあたってしまった事。
4日から1泊2日で出かけると宣言して5日の夜勤を割り振られるという悲惨な事に。
往路、余裕だねと言いながら8時間近くかかった訳ですから復路も渋滞の事とかを考えたら余裕がありません。小生は一人やきもきしておりますが残りの人たちは相も変わらずどっしりのんびり構えています。
7時半出発目標が8時になり8時半になり・・・。
この日のライン取りとしては西伊豆スカイラインから土肥港へ。
土肥港からは駿河湾フェリーで清水港という予定。
19時までに大阪の職場に戻らないといけないM先輩なので土肥港12時10分発のフェリーで清水港に14時ならそこから飛ばしたら間に合うでしょうと全員での西伊豆行きを決定です。
ただこの日は西伊豆まで小生一人だけ別行動。
昨日天気が悪くてカットした今宮の茶畑に行きたかったのです。
フェリーの時間もあるし時間がどんどん押しているので単独で出発しようとしたらK女史に並べて撮ろうよと言われて記念撮影。気持ちに余裕がなくなっていました。
せっかく単車で富士山の近くまで来たわけですから撮らないわけにはいきません。
早朝に比してだいぶ薄雲が沸いていますが気持ちよい。
西伊豆の何処かで合流しましょうという事になり小生は先発でキャンプ場を発ちます。
前日に通過した今宮の交差点まで30分程度で戻ります。ますます薄雲が沸いていて南の方面は曇り空。
今宮の交差点近くの旧76号線が駐車スペースと知らずに数百メートル歩いて茶畑を目指します。
丘陵地に茶畑は広がっており眼下には駿河湾を臨むことができます。
大淵の茶畑、今宮の茶畑は超メジャーな撮影スポットであり案内もしっかりとあります。
今宮の交差点から北に50mくらいのところに左に進む道がありここからすぐが有名な撮影地。
交通整理の警備員もおられます。
景品でもらったQUOカードに今宮の茶畑が描かれていて行ってみたいと思い続けていた場所。
まさにCMとかでおなじみの光景を見る事が出来ました。新茶x富士山。
快晴とまではいきませんが初回でこの天気なら及第点というところでしょうか。
まあここも写真のマジック。周りを見渡したら・・・。
もっともっと右も左も茶畑かと想像していましたが現実は少し違います。
交通整理の警備員も配置して無料で観光客に大事な茶畑の側まで立ち入らせていただける事に感謝です。
しっかりとマナーを守ってこれからも良い景色を皆が見れるようにし続けたいものですね。
帰りしなに警備員さんと雲が出てきましたねと話していたらもっと沸いてきてこんなにきれいに見えるのはあと少しの時間だよと教えてくれました。地元の方はよくご存じです。
時間があったら大淵の茶畑もと思いましたが西伊豆までの移動を考えたらリミットです。
新富士ICから新東名に乗り途中の駿河湾沼津スマートICで下道に入ります。
沼津市街を抜けて国道414号から県道17号に入り海沿いを進めば待ち合わせの長浜城跡に到着です。
この時点で10時半を回っており西伊豆スカイラインでもちんたら撮影とかをしていたら12時10分発のフェリーに間に合うかも怪しい。
てかそもそもフェリーに乗れるのか?って話になり駿河湾フェリーに電話で単車4台可能か確認です。
と、予約で一杯なので無理ですと。
危ない危ない。知らずに土肥港まで行って乗れなかったら時間を大幅にロスするところでした。
時間は果たして大丈夫かと一人心配していましたが残りの人たちは余裕そのもの。
結局、県道17号から変な山道をくねくね抜けて戸田峠から県道127号の西伊豆スカイラインに入ります。
本当はもっといろいろな撮影スポットを巡りたかったですが時間がいよいよ押してきており雑誌とかで必ず出てくる富士山バックにカーブを駆けあがってくる地点で記念撮影をして帰路につく事になりました。
富士山山頂付近には雲が多数沸いていますが山頂はなんとか見えています。
西伊豆スカイライン
時間がないと言いながら雑誌のように富士山バックに駆け上がってくるシーンを撮影しようという事になりM先輩が撮って欲しいとリクエストが入ります。
交通量も少なくガラガラでしたが何故かM先輩がやってきたタイミングに限ってミニバンたちが何台もやってきます。アップで撮影したかったのですが引きでなんとか撮影も見事な被りです。
あれだけ空いていたのにこのタイミング。M先輩はやはりなにかを持っておられる。
一応西伊豆スカイラインにもやってきました。あとは夜勤に間に合うように帰るのみ。
伊豆縦貫道の渋滞に巻き込まれながら新東名に入り駿河湾沼津SAで昼休憩。
ここもフードコートは大混雑で席を確保できないのでコンビニで食料を調達して外でランチョンタイム。
いよいよM先輩の到着予想時刻がギリギリになってきたので岡崎SAまでノンストップで向かいます。
この地まで皆でマキで進んでM先輩とお別れ。
大阪まで無事に走り切って下さいと願いつつ残りの3人はゆるゆるモードへシフトダウンで帰路の続きを進みます。
休憩の度にお尻に根っこが生えるKさんを引き抜いて次なる休憩地点の土山SAまでのろのろ移動。
そして無事に京都東ICへ到着しここで流れ解散となりました。
復路はだいたい500km程度で往復900km弱の旅でした。
色々なアクシデントがありましたが無事に皆さん帰宅されたようで良かった。
アクシデントもなく終わったと書きたかったですがその後のオチ。
M先輩は無事に夜勤までに職場入り出来たようですが
K女史は帰宅翌日に三点倒立で腰をやられてバイク乗車不可に。
Kさんは帰宅翌日に洗車、ガラスコーティングまで仕上げてピカピカにして車庫入れの時に転倒。
クラッチレバーが蝶の口の形になりシートにも穴があいたとの事。
それでも旅の道中に大きな問題がなかった事は今回の旅の誇りです。
また安全運転で行きましょう。
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