【迂回貨物撮影記 その1】 18’9/22-23

西日本豪雨による山陽本線の寸断。

東西の貨物輸送の大動脈が広島界隈で途切れ、貨物列車に代わりにフェリーやトラック輸送に振り替えても追いつかない状況と報道にもありました。そこでJR貨物・西日本共同で迂回貨物輸送が8/29から開始される事になりました。なんでも1%程度しか補充できないくらいの輸送量だそうですがそこまでしてでも荷物を運ぶという気概を感じた人は多々おられた事かと思います。

 

当初、復旧は10月までかかると予想されていましたが早まり9/30に山陽本線は全線開通になります。

迂回貨物も9/29がラストとなり判明してから山陰線へ撮り鉄が更に集まっている模様。

 

なかなか行ける機会がありませんでしたが9/21金曜の夜に発ち22、23と滞在する事ができました。

先週の青森遠征に引き続いての遠征ですが致し方ありません。週間天気では雨/曇りと残念な予報が続きます。10月まであるなら10月にと思っていましたがそうは言ってられない状況になり最初で最後のチャンスですから雨でも行くと決めて予定を練ります。

 

お互い予定があるので今回はmonくんと現地集合の計画ですが京都を21時頃にお互い出発したので新名神高速宝塚北SAで待ち合わせし計画を簡単にすり合わせ。

 

22日土曜日は①折居-三保三隅のゆうひパークみすみ→②江津江の川鉄橋→③五十猛俯瞰→④温泉津→⑤浅利-江津→⑥青浦俯瞰→⑦山口線内に転戦し日原付近 という戦略になりました。

 

宝塚北SAで別れmonくんは三保三隅に直行、小生は五十猛で場所取りをしてから三保三隅合流です。

中国道から米子道に入り真っ暗な中をひたすら五十猛五十猛と唱えながら運転します。

木曜が直明け飲み会、金曜が仕事と帰宅後の家事とかで睡眠不足全開。鳥取県まで来ましたが限界になり大山SAで30分仮眠を取りましたがチャージ完了し運転再開。五十猛俯瞰近くの駐車スペースに3時前に到着。

 

さて、ここからが大変です。すべて初訪問の地なので勝手がよくわかりません。

googlemapで大方の場所はわかっていましたが真っ暗で何処からアクセスしたら良いか分かりません。

ヘッドライトを付け脚立をかついで向かうと同業者がいます。やはりこの時間に来ても遅かったかと内心思いながらついていくと確かに崖に近い所を登らなければなりません。

鉄用にロープが上に括り付けられていてそれを使って登っていきますが直前までの雨でぬかるんで滑る事滑る事。靴は午前3時にドロドロになり下半身は泥まみれ。なにやってんだろうと自問自答しながらなんとか登り切っても既に三脚の林が出来上がっていました。ここまできてこれはないやろと思い妥協して一番左端の木がかかりそうな場所ではありましたが最前列を確保。2名分ナイロン紐と三脚を置いてひとまず撤収です。それにしても場所取り、し烈になりました。

 

昔は夜中に来て三脚だけ置いて直前に来るなんてハメ技だと思い怒っていましたがこれが当たり前になってしまいました。確かに1か所に留まって何時間も待つ訳ではなく色々な場所で撮影しながら追っかけてくる人たちばかりですからこうでもしないと撮影場所を確保できないのはわからんでもないけどなんだかなーといつも思うところ。かくいう小生も同じことをしているので同罪ではありますが・・・。

必ずと言っていいほど先に来てた後に来たとかの争いも発生しますし精神衛生的によくありません。

以前も前日夕方から場所取りをしていましたが構図に写り込むところにいたおっさんは1週間前から場所取りしてたとか言い出したし(苦笑)

 

今回は3連休、ラストチャンスに近い状態もあり撮り鉄が殺到してくるのは容易に予想出来ましたが先が思いやられます。

 

 

五十猛での場所取りというミッションはなんとかクリア出来たと思います。

ゆうひパーク三隅まで国道9号を通り約1時間で移動。勿論駐車場は満車で空いたスペースに駐車するしかありません。場所はmonくんが取っておいてくれたので2時間ばかし仮眠です。

 

6時過ぎに窓ガラスを叩かれて起床。夜が明けて周りがセッティング開始しているから始めるよの合図です。天気はどんよりとした曇り。曇り/雨とかの予報から曇りの予報に変わっただけでも良しと思わなければなりません。ここまで来て文句ばかり垂れるのも見苦しいのでどんよりとした空も日本海地方らしいと思いながらセッティングです。

 

お手軽に道の駅からの俯瞰と下の道に降りての撮影と大きく2パターンの構図ですがmonくんが取ってくれた下は満員御礼でキツキツ。追っかけ組があとからやってきてまた交渉するのとかが面倒になったので上段へ移動します。上段は上段で線路際の民家が写り込んでしまうのでハイアンにして出来るだけ処理を試みます。貨物をもっと手前まで引きつけたくても家が入り込んでしまうので家が入らいように奥でシャッターを切る事に決めます。あくまで記録写真という超自己満足の世界です。

 

陽が上り時間が経てば雲は流れるだろうと希望しても次から次へと湧いてきます。

出雲の国とはうまく言ったもんで雲がどんどん出てくる島根県。

 

時間が迫ってくると黒山の人だかり。交差点付近の路駐が警察に排除されたりと物々しい雰囲気。

100名以上の撮影者が集まっていた模様です。

そうこうしていたらお時間がやってきました。せっかくスノープロウ付きの857号機でしたが曇り空の下を定刻通り迂回貨物が上っていきました。

 

9080レ DD51-857号機+コキ7B (山陰本線 折居-三保三隅) 9時10分

Nikon D5 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

f5.6 62mm 1/800sec AWB ISO 320

 

 

 Nikon D3s AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

f5.6 200mm 1/800sec AWB ISO 500

 

山陰線を貨物列車が走るのは95年の阪神大震災の時の迂回貨物以来なので23年ぶりの事になります。

山陰線の非電化区間をこうして走るDDの姿、貨物輸送の姿を目に焼き付けて次なる撮影地、江津の江の川鉄橋を目指します。浜田で1時間近い停があるので余裕を持って移動できます。